空き家の防犯を強化する工夫5つ【侵入されやすい箇所の見直し】

空き家の防犯対策で窓や鍵の状態を確認する手元

空き家の防犯は、立派な設備より「侵入されやすい所を潰す順番」で差が出ます。人が住んでいない家は、音・光・視線が少なく、侵入側が落ち着いて作業できるからです。

しかも被害は、窓や勝手口だけでなく、郵便受け・庭木・物置・脚立みたいな小物から始まります。だから最初に「狙われる箇所」を見直して、手間のわりに効く対策へ寄せるのが近道です。

そこでこの記事では、空き家の防犯を強化する工夫5つをまとめます。侵入口の弱点を潰して、放置せずに回る形にします。

Ken

こんにちは、ケン(2級建築士)です。このサイトでは、墓じまいを中心に、相続・法事・供養まわりで迷う方に向けて「話を盛らない・現実ベース」で整理してお伝えしています。建築業界で約20年、現場施工を軸に、見積もり・段取り・説明の場まで、判断が割れやすいタイミングを数多く見てきました。

わたしは墓じまい工事そのものや士業の専門家ではありませんが、現場側の目線として契約や手続きの前に、どこを確認すれば安心に近づくか/どこで不安が残りやすいかを手順に落として言語化できます。このサイトでは「何から考えるか」「詰まりやすい所」「判断の基準」を、迷わない順番で具体的に整理しています。

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1. 空き家の防犯を強化する工夫5つ

防犯は「侵入口を減らす」「侵入に時間をかけさせる」「目立たせる」の3つで決まります

空き家は生活音がないので—侵入側が焦らずに鍵や窓へ触れます。だから鍵を増やし、こじ開けにくくし、ライトや視線で落ち着けない環境にするのが効きます。やることを5つに絞ると、管理の手間も増えません。

  • 補助錠を追加して窓の開放を止める
  • 勝手口と玄関の2ロック化を徹底する
  • センサーライトで夜の作業時間を奪う
  • 見通しを確保して隠れ場所を消す
  • 郵便物を溜めず不在サインを消す

「監視カメラを付ければ安心」という反論が出ます。もちろん抑止力はあるが、侵入口が開いたままだと意味が薄い。先に鍵と窓の弱点を潰し、そのうえで見せる対策を足すのが順番です。空き家は順番で守れる。

2. 侵入されやすい箇所の見直し

狙われるのは窓・勝手口・玄関より先に「侵入が楽な導線」です

侵入は手口より導線—足場、死角、作業スペースが揃う場所が狙われます。窓はクレセント錠だけだと弱く、補助錠や防犯フィルムなどで「時間がかかる家」に寄せるのが現実的です。警察庁も侵入対策として補助錠や防犯ガラス等を挙げています。参考資料:警察庁

  • 窓のクレセント錠だけ運用をやめる
  • 勝手口のドア枠に補強金具を付ける
  • 庭木を剪定して死角の通路を消す
  • 物置や脚立を屋内へ移して足場を断つ
  • 門扉と裏口の動線を閉めて侵入口を減らす

「裏は誰も見ないから無理」と諦める反論が出がちです。だからこそ裏を明るくし、足場を消し、鍵を増やすだけで難易度が上がる。侵入は簡単な所から選ばれる。簡単を減らせば勝てます。

3. 不在サインが強い

空き家は「人がいない証拠」が積み上がるほど狙われます

郵便物、カーテンの固定、夜の暗さ、庭の荒れ—全部が不在の掲示板になります。侵入は鍵だけの話ではなく、相手の心理を落ち着かせない工夫が要ります。小さな管理で不在サインを薄めると、狙われ方が変わります。

  • 郵便物を止めてポストの膨らみを消す
  • 室内照明をタイマーで点灯させる
  • カーテンの位置を固定せず変化を作る
  • 庭の雑草を刈って放置感を減らす
  • ゴミや資材を片付けて生活感の欠如を隠す

「近所に頼めない」という反論も現実です。なら仕組みに寄せる。郵便の停止、タイマー、ライト、剪定の定期だけでも十分に変わる。ここで大事なのは完璧ではなく、継続できる薄い対策の積み重ねです。

4. 侵入口を潰す手順

手順は「鍵→足場→光→見通し→記録」で回すと止まりません

一気にやろうとすると—買い物と施工で疲れて放置になります。最初は鍵と窓の補助だけ、次に足場になる物を撤去、次にライトで夜の作業を奪う。最後に見通しを確保して、点検の記録を残すと管理が続きます。

  • 補助錠を取り付けて窓の開放を封じる
  • 窓周りの足場になる物を撤去する
  • 裏口にセンサーライトを設置する
  • 庭木を剪定して見通しを作る
  • 点検日と異常有無をメモで記録する

「結局プロに頼むべき」という反論もあります。もちろん異常が出たら専門へ寄せていい。けれど、最初の1歩は自分で潰せる弱点が多い。ここまでやってダメなら次は、管理委託やホームセキュリティの導入へ進む判断基準になります。

5. よくある質問5つ(FAQ)

Q1. 空き家の防犯で最優先はどこですか?

窓と勝手口です。侵入の導線になりやすい場所から、補助錠と足場撤去で「時間がかかる家」に寄せるのが効きます。

Q2. センサーライトはどこに付けるのが効果的ですか?

裏口、勝手口、掃き出し窓の外、門扉の内側が効きやすいです。人が作業しやすい暗がりを先に潰します。

Q3. 防犯カメラだけで十分ですか?

単体だと弱いです。鍵と窓の弱点を潰したうえで、見せる対策として足すほうが揉めにくいです。

Q4. 郵便物が溜まるのを防ぐにはどうしますか?

配達停止や転送の手続きを検討し、ポストが膨らまない状態を作ります。定期点検の頻度を上げるより、仕組みで減らします。

Q5. 近隣と関係が薄い場合はどうすればいいですか?

頼みごとより、ライトとタイマーと管理の定期化で不在サインを薄めます。必要なら管理委託で窓口を作るのが現実的です。

現場職人の本音トーク

Ken

わたしは現場を20年以上も見てきた。空き家の防犯は、鍵より先に「静けさ」が敵だ。夜に侵入されたら、気づくのが遅れて一発で持っていかれる怖さがある。

原因は3つに割れる。窓がクレセントだけで開く、裏の導線に足場がある、暗くて作業できる。悪意より構造で、侵入側は賢いんじゃなくて楽な方へ流れるだけ。穴の空いた網戸みたいに、入口があれば風と一緒に入ってくる。

今すぐ、窓に補助錠を付けしとく。今日、物置や脚立を屋内へ移動でいい。週末、裏口にセンサーライトを付けて剪定もしとけ。

鍵を増やして足場を消して光を当てる、これで侵入は一気にやりにくくなる。ここまでやってダメなら次は管理委託に振って、点検と連絡を外へ出す判断だ。郵便物がポストからはみ出して、誰も気づかないまま週が変わる場面、何度も見た。

最後に笑える話。防犯のつもりで脚立を外に置いて、侵入のためのレンタル品になってた。夜にライトが点いても、脚立があると話が早い。だから脚立だけは片付けろ。

まとめ

空き家の防犯は、侵入口を減らし、侵入に時間をかけさせ、目立たせることが軸になります。窓・勝手口・裏の導線は、狙われやすい所から順に弱点を潰すほど効きます。不在サインを薄めるだけでも狙われ方が変わります。

次の一手は、鍵と窓の補助から始めて、足場撤去とライトへつなげることです。完璧を狙わず、続く対策へ寄せると管理が止まりません。異常が続くなら、管理委託や専門の導入へ切り替えます。

今日やるのは「窓の補助錠」と「足場になる物の撤去」だけで十分です。それで侵入の難易度は上がり、次の一手も選びやすくなります。

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