墓じまい70万円は高い?5つのチェック【内訳と相場感の見方】

墓じまい70万円の見積書を手に、墓地で費用を確認する夫婦の様子

墓じまいの見積もりが70万円だと、「高いのでは?」と身構えてしまいます。内訳がよく分からないまま進めると、納得できない支払いになりやすいです。

ただ、墓じまいの金額は「墓石撤去の条件」「寺院対応」「改葬先の選び方」でブレます。高いかどうかは、相場の数字だけでなく“何にいくら乗っているか”で判断するのが安全です。

そこでこの記事では、墓じまい70万円が妥当かを見分ける5つのチェックを、内訳と段取りに沿って整理します。必要なら減らし方まで見える形にします。

Ken

こんにちは、ケン(2級建築士)です。このサイトでは、墓じまいを中心に、相続・法事・供養まわりで迷う方に向けて「話を盛らない・現実ベース」で整理してお伝えしています。建築業界で約20年、現場施工を軸に、見積もり・段取り・説明の場まで、判断が割れやすいタイミングを数多く見てきました。

わたしは墓じまい工事そのものや士業の専門家ではありませんが、現場側の目線として契約や手続きの前に、どこを確認すれば安心に近づくか/どこで不安が残りやすいかを手順に落として言語化できます。このサイトでは「何から考えるか」「詰まりやすい所」「判断の基準」を、迷わない順番で具体的に整理しています。

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1. 墓じまい70万円は高い?5つのチェック

70万円は「高い」と決めつけず、内訳が相場の型に収まっているかを確認するのが先です。

墓じまいは総額だけ見ても判断できません—撤去面積、搬出条件、供養の費用、改葬先の費用が混ざって1つの数字になります。見るべきは「墓石撤去」「儀式関連」「事務手数料」「運搬」「永代供養」の5点です。ここがズレていると、同じ70万円でも中身が別物になります。見積書の読み解きが肝です。

  • 墓石撤去の面積と単価を見積書で確認する
  • 重機搬入や養生など付帯作業の有無を確認する
  • 閉眼供養や離檀料の扱いを別枠で確認する
  • 遺骨の取り出しと運搬費の範囲を確認する
  • 永代供養料と納骨費の含有を確認する

「知識がないから比較できない」と感じても大丈夫です。上の5点が書かれていれば、相場と照らす材料になりますし、書かれていなければ“説明を求めるべき見積もり”だと分かります。結論としては、70万円の中身を5点に割って確かめるのが最短です。

2. 内訳と相場感の見方

相場感は「総額の幅」ではなく「単価と範囲」で見るとズレません。

墓じまい費用は条件で大きく変わります—撤去がやりやすい立地か、区画がどれくらいか、改葬先を永代供養にするかで数字が動きます。一般に総額は幅が大きく、数字だけだと安心にも不安にも寄ってしまいます。そこで「撤去単価×面積」「付帯作業の範囲」「永代供養料の位置づけ」で判断します。相場感の軸です。

  • 撤去面積を実測して㎡あたり単価と照合する
  • 処分費と整地費が撤去費に含むか確認する
  • 閉眼供養のお布施が別建てかを確認する
  • 離檀料の要否を寺院へ事前に確認する
  • 永代供養の費用帯と含まれる供養を確認する

70万円が「撤去だけで70万円」なのか、「撤去+永代供養まで含めて70万円」なのかで評価が逆になります。内訳を切り分け、範囲が適正なら妥当になり、範囲が曖昧なら高く見えます。ですので、単価と範囲で相場感を作るのが安定した見方です。

3. 内訳が不透明

見積書の内訳が粗いなら、70万円は高く見えて当然です。

「一式」が多い見積書は比較ができません—比較できない支払いは納得しにくいからです。業者が悪いというより、墓地条件と作業範囲が書面に落ちていないと、後で追加が出やすくなります。特に撤去は、搬出経路や重機の可否で作業が変わります。曖昧さがコストになります。内訳の空白がリスクです。

  • 作業項目を撤去と整地と処分で分解して依頼
  • 搬入経路と重機可否を現地写真で共有する
  • 追加費用の条件を文章で提示してもらう
  • 遺骨取り出しと運搬の担当範囲を明記させる
  • 閉眼供養と僧侶手配の担当範囲を明記させる

「細かく聞くと嫌がられそう」と遠慮する方もいますが、質問は当然の権利です。むしろ、説明が丁寧なほど後悔が減ります。内訳が揃えば、70万円が高いのか妥当なのかが数字で見えます。結局、不透明さを消すほど相場に近づくということです。

4. 減額余地を探す

減らすなら「下げていい所」と「下げると危険な所」を分けるのがコツです。

墓じまいは削り方を間違えると揉め事になります—寺院対応、遺骨の扱い、安全な撤去は削りにくい領域です。逆に、搬出計画の最適化や、見積範囲の整理で下がることがあります。たとえば同じ撤去でも、作業日や重機条件で変わります。費用は構造で動く。ここがポイントです。

  • 複数見積を取り撤去単価と範囲を並べて比較
  • 搬出経路を整え重機搬入可否を改善して依頼
  • 撤去と改葬手続き代行を分けて費用を整理
  • 永代供養のプランを比較し必要条件だけ残す
  • 納骨日と撤去日を調整し割増条件を避ける

「とにかく最安」を狙うより、同じ範囲で適正化する方が失敗しにくいです。削るなら、説明可能な範囲だけを削ることが大事になります。ですので、範囲を守りつつ構造で下げるという考え方が安全です。

5. FAQs

Q1. 墓じまい70万円は相場より高いですか?

総額だけでは判断できません。撤去だけで70万円なら条件次第で高めになり得ますが、永代供養料や運搬費まで含むなら妥当になるケースもあります。

Q2. 見積書の「一式」が多いのは問題ですか?

比較ができないため注意が必要です。撤去・処分・整地・運搬・手続き代行などを分けて記載してもらうと、妥当性が判断しやすくなります。

Q3. 離檀料は必ずかかりますか?

必ずではありませんが、必要になる場合があります。金額や考え方は寺院や状況で異なるため、早めに確認して条件を明文化しておくと安心です。

Q4. 減額したいとき、どこを見直すのが安全ですか?

搬出条件の整理、見積範囲の明確化、永代供養プランの再選定などは見直しやすいです。一方で、遺骨の扱い・安全な撤去・寺院対応は無理に削るとトラブルになりやすいです。

Q5. まず最初にやるべきことは何ですか?

見積書の70万円を「撤去」「付帯作業」「供養関連」「運搬」「永代供養」に分けて確認してください。そのうえで、不明点を質問し、必要なら同条件で相見積もりを取るのが確実です。

現場職人の本音トーク

Ken

わたしは現場を20年以上も見てきた。70万円の見積もりで揉めるのは、金額そのものより「何に払うか」が見えていない時だ。中身が見えない請求書は、夜道の穴みたいに足を取る。

原因は3つ。区画と搬出の条件が書かれておらず、追加が出やすい。寺の話が後回しで、離檀や供養のところで温度差が出る。改葬先が未確定で、運搬や納骨の段取りが宙に浮く。悪意より段取りの構造だ。

今すぐ、見積書を5分割して不足項目を洗い出しとく。今日、現地写真と区画寸法を揃えて条件を固めとく。週末、同条件で別の石材店にも当てて比較しとく。

ここまでやってダメなら次は「寺の条件を先に固定して、撤去は条件明記で発注」だ。親族が増えるほど話は散るし、口約束ほど後で刺さる。だから範囲を紙に落としてから金を払うでいい。

最後にひとつ。見積もりにビビって止まると、次に来るのは“もっと面倒な先延ばし”だ。迷うなら、金額じゃなく中身を見ろ。そこをサボると、70万円が100万円になる。

まとめ

墓じまい70万円が高いかどうかは、内訳が相場の型に収まっているかで決まります。撤去の単価と面積、付帯作業の範囲、供養関連、運搬、永代供養料の5点を分けて確認してください。ここが揃えば判断が安定します。

次の一手は、見積書の「一式」を分解し、追加条件を文章で出してもらうことです。同条件で相見積もりを取ると、妥当性と減額余地が見えます。改善しない場合は、寺院条件の固定や発注範囲の再設計に切り替えてください。

不安が強いときほど、総額だけを見て判断しがちです。70万円を5分割して中身を確かめるだけで、次に何を聞くべきかが見えてきます。段取りが整うと、話し合いも進みやすくなります。

墓じまい費用の総額は状況により幅があり、内訳は撤去・行政手続き・新しい納骨先などに分かれます。参考資料:hasegawa.jp

墓石の解体・撤去費用は㎡あたりの目安が示されることがあり、閉眼供養や離檀料などが別途かかる場合があります。参考資料:osaka-memorialpark.co.jp

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